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表面処理
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* 距離の確認 *
 
 サーフェイサーのスプレーと塗装面との距離は、10cm〜20cmくらいが適当です。 これは
 缶スプレーでの“吹き付け塗装”全般に対して言える事ですが、スプレーと塗装面の距離が
 遠過ぎると、空気中で乾燥した塗料のミストが付着して表面がザラ付いてしまいます。
 
 逆に、あまり距離が近過ぎると、吹き過ぎてサフが溜まってタレてしまったり、塗膜が分厚く
 なって細かいディテールを埋めてしまったり、といった失敗につながります。 吹き過ぎると
 乾燥時間も長くなってしまいます。
 
 距離は10〜20cm程度。 遠過ぎた例。 近過ぎた例。


* 吹き付け *
 
 缶スプレーは、『吹き始め』と『吹き終わり』にノズルに溜まった塗料が飛び散りやすいので
 写真のように『吹き始め』と『吹き終わり』のミストは、原型にかからないようにしましょう。
 几帳面にスプレー缶を平行移動させてやる必要はありませんが、手首を素早く動かして、
 一箇所に吹き過ぎないように注意しながら吹き付けます。
 
 また、一度で吹き付けを終わらせようとすると、吹き過ぎて失敗しやすいので、2〜3回に
 分けて仕上げるのがベストだと思います。
 
 吹き始めと終りのミストは
 原型にかからないように。
 1回目はこの程度でOK。 2〜3回くらいで仕上げる。


* ノズルのケア *
 
 缶スプレーを使う際にはノズル(噴出口)にも注意です。 普通に使っていても缶スプレーの
 ノズル部分には塗料が溜まって汚れてきます。
 このままの状態で使っていると、溜まった塗料が飛び散ったりノズルが詰まってしまう事が
 あるので、使用中はラッカーシンナーを含ませたティッシュなどで、こまめにノズルのケアを
 してやりましょう。
 
 汚れたノズル。 サフが飛び散った例。 汚れの拭き取り。

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