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▼ ベストメカコレクションNo.29 1/550 SCALE ジオン軍モビルアーマー グラブロ ▼

 (写真左) 今回制作したのは、この『グラブロ』です。
 (株)バンダイから1981年10月に発売されたキットです。(調べた。)

 (写真中央) まずは組み立て説明書をチェック。 どんな仕組みになっているのか、どんな色を
 使っているのか、どこを改造したら良いのか、作り始めるとすぐ忘れるクセに色々考えます。

 (写真右) ついでに“設定”というところがあったので読んでみます。 それによるとグラブロは
 “水中型”で「その巨大な爪で戦艦などを沈めてきた。」そうです。 未確認動物みたい。
 さらに 「走行中はフレキシブルアームを後にまわし、水の抵抗を少なくしている。」とあります。
 ...可愛い奴。
 

▼ 制作・塗装工程 ▼

 (写真左) 手首(爪が付いてるところ)と腕の接続部分です。 キットのまま組み立てると、塗装
 するのが難しいので、プラ材と『ポリキャップ』を使って塗装後に組み立てられるように改造。

 (写真中央) 改造終了です。 これで塗装後に接続できるようになりました。

 (写真右) 腕は手首側に動く所があったのですが、可動範囲が狭いので接着して固定。
 隙間はポリパテなどで修正しました。 腕全体に一体感ができ、塗装もやりやすくなりました。
 また、本体とのポリキャップ接続を考えて、腕の付け根にはプラ棒を接着してあります。
 


 (写真左) 本体の下の部分(腹?)です。 腕の接続部分、飾り台の接続部分をポリキャップに
 変更してあります。 内部にある3本のプラパイプは本体との接着用です。 塗装後に接着する
 事を考えて、プラ棒とプラパイプで接着部分を増設しました。

 (写真中央) 本体底のフタ。 上記 本体の下の部分(腹?)との接着箇所にもなるところです。
 白い3本のプラ棒が新たに設けた接着箇所。

 (写真右) 飾り台を裏から見たところ。 パテをギッチリ詰め込んで重量感と安定感がアップ。
 


 改造が終ったので組み立ててみました。
 一部は両面テープでくっつけただけですが、接続箇所を改造したお陰で、ここまで組んでも
 塗装の時にはちゃんとバラせます。 ....でも一番大変だったのは、“スジ彫りの彫り直し”かも。
 


 ビン入りの『Mr.サーフェイサー 1200』をエアブラシで吹き付けて、表面のキズをチェック。
 (この時点で爪は接着しました。)
 


 (写真左) 塗装開始。 下地は「黒」にしようかなと思いましたが、妙に下品なグラデーションに
 なるとイヤなので「マホガニー」にしました。 塗料は「Mr.カラー(ラッカー系塗料)」です。

 (写真中央・右) 「マホガニー」→「艦艇色」→「ブラウン」の順にグラデーションをかけて塗装。
 最後に「ブラウン+イエロー」でハイライトを入れて終了。 塗装はすべてエアブラシです。
 ※ 塗装についての詳細は、1/550 グラブロのページの最下部に掲載しています。
 

▼ 組み立て ▼

 (写真左) 飾り台の組み立て。 この時の事を考えて接着面には塗装していません。

 (写真中央) 接着。(差し込んだだけです。)

 (写真右) キズ防止のため、裏に100円ショップで購入した『貼れる布』を貼っています。
 


 グラブロ腕の組み立て.....と言っても、ただ単に手首を差し込むだけです。
 ポリキャップに変更したお陰で組み立て後の動きもスムーズ。 組み立ても楽チン。
 


 本体の組み立てに入ります。
 (写真左) 腹(?)パーツに後部バーニアの接着。

 (写真中央・右) 本体と本体底のフタを接着。
 


 (写真左) 本体と腹部の接着。 新たに設けた接着箇所のお陰で、接着剤のはみ出しを気に
 せず接着ができます。

 (写真中央・右) しばらく押さえておきます。 (接着には全てプラ用セメントを使用。)
 


 (写真左) 右腕の取り付け。ここもポリキャップです。

 (写真中央) もう1本、左腕の取り付け。ここもポリキャップです。

 (写真右) 腕の取り付け完了。
 


 (写真左) 説明書の作例写真と比べてみる。 うむ、そっくり。

 (写真中央) 飾り台に取り付けて...

 (写真右) 完成!(完成品の画像はこちら。)
 

▼ おまけ画像 ▼
我が家のシナモン文鳥『セッコ』登場ならんで記念撮影
 良い距離(でもヒヤヒヤする...。)桜文鳥の『ガラちゃん』も登場
あんまり興味ないぜんぜん興味ない

▼ まとめ ▼

 今回、このグラブロの制作で一番大変だったのは塗装でした。
 『茶色』という色の奥深さを思い知りました。 最も調色が難しい色ではないでしょうか?

 特に、腕・手首(爪)部分の微妙な薄茶色は、説明書を見ても色の指定が書いてなかったので
 目安となる情報が無くてとても悩まされました。 ...が、この薄茶色と本体の茶色とのバランスが
 非常に重要なところなので、納得できるまで調色と試し吹きを繰り返して色を探しました。
 苦労した甲裴あって、バランスの良いグラブロ色になったと思います。
 ちなみに、腕部のグラデーションは爪の先まで綺麗にかけているのですが、写真ではほとんど
 分からないのが残念...。

 それにしても.....なんか生き物っぽい。
 「ジェッツモデル」にしても「仕事の作品」や「カープ特集」にしても、今までナマっぽい物ばかり
 作ってきたせいでしょうか。 これ一応 人が乗って操縦する兵器(戦闘機)なんですけど...。
 これじゃカニだ。 ニホンザリガニだ。 僕が作るとこーなるんでしょうか?
 

 次回は 『ビグザム』を予定しています。
 (写真左の緑のやつ)
 
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