トップページ 作品集ジェッツモデル  ずんぐりボタンインコ  ボタンインコ制作話(旧)

 
 試作段階だった「ボタンインコストラップ」は、シロボタンを除く4種類が揃いました。
 以前のモノと比べて、肩(?)の辺りの羽根の境目がクッキリ出てます。
 資料を見直して塗装にも変更を加え、より本物に忠実に仕上がったと思います。
 実際に飼っている人にも好評でした。
 
 唯一、気になる点は背中と首の境目。 ここはもう少しボカシたいところです。
 

 こちらは以前に制作した試作品。
 ややボカシが粗いです。
 名前の表記も間違っていました。
 
 今回は、各種類の特徴も分かり、
 より本物に忠実になりました。
 羽根のラインの違いに注目。
BEFOREAFTER

キエリクロボタンインコ

 「キエリクロボタン」は、以前の塗装と比べてもあまり変わりませんが、資料をよく見ると
 首(あごの下)に薄ぼんやり赤い部分が入っていたので、それを再現してみました。

 ちなみに、以前は名前からして間違っており、「ヤマブキ」と表記していました。
 スンマセン。

ルリコシボタン

 「ルリコシボタン」は、以前は情報不足でまったく特長が出ていませんでしたが、今回は
 改めて資料を見直し、最大の特徴でもある腰部の瑠璃色を加えました。

 また、頭部にも茶褐色を入れて、ずいぶん「ルリコシ」らしくなったと思います。
 ちょっと気になるのは、腰の瑠璃色...。 ここはもっと強調しても良かったかも。

ヤマブキボタン

 「ヤマブキボタン」は、全体的に明るくなるように仕上げましたが、もっと黄色っぽい方が
 良かったような気がします。 頭の赤色も、やや濃いかも?

 風切羽根は白にしてみました。

ブルーボタン

 「ブルーボタン」の塗装は、以前とほとんど変わりません。
 おもな変更点は、羽根の境目がクッキリした事ぐらい。(全種類に共通した事ですが。)

 羽根の色は、もう少し緑色を強調しても良かったかも。

シロボタン

 「シロボタン」は、とにかく「色」に苦労しました.....。 特に、緑色と青色と灰色が混じった
 ようなパステル調の羽根色には泣かされました。
 シロボタンを飼っている方々、こんな感じでどうでしょうか?

 ちなみに、シロボタンからは金具が銀色になりました。


制作苦労話

 「ボタンインコ」。または「ラブバード」。
 ようやく出来ましたが、とにかく死ぬほど面倒な塗装でした。
 特にマスキングが面倒。 あっち隠してこっち塗って、こっち隠してあっち塗って.....。
 かなり塗装に手間取ってしまいましたが、雰囲気は出てると思います。
 苦労した甲裴あって、塗装の順序やコツが大分つかめました。
 
 また、これは塗装だけに限らず造型についてもいえる事ですが、やっぱり飼ってないと
 細かい特徴が分からず苦労しました。
 飼っている人達は、ボタンインコのどんな表情にウットリするのか...。
 塗装についても、どの程度までが省略しても許される範囲なのか...。
 
 一番苦労したのは、実は「資料集め」なのデス。
 資料のために軽々しく生き物を飼うのはイカガなものかと思うので、インターネット上の
 写真や小鳥の飼育本などを頼りに頑張りました。
 しかしながら、資料によって写真や情報に微妙な違いがあり、各種類の名前と特徴が
 一致せず、難儀なことでした...。
 特に名前は、飼っている人達の間でも混同が見られるようです。
 念入りに調べた結果、今回のような名前の表記に致しました。 ...たぶん、これが正解。
 

  【TOP】 【BACK